最小発育阻止濃度(MIC)とは、抗生物質の効果を示す指標のことで、細菌の増殖を抑制するために必要な抗生物質の最低濃度のことです。
細菌が原因で病気になった場合、私たちは抗生物質を服用して細菌の増殖を抑え、病気の治癒を促します。
しかし、1種類の抗生物質が全ての細菌に効果を示すかと言うとそうではないのです。
抗生物質には多くの種類がありますが、それぞれに特徴を持ち、効果が期待できる細菌も決まってくるのです。
理想としては、全ての細菌に効果を示す抗生物質があると良いのですが、現在のところそのような抗生物質は存在しません。
ですから、製薬会社はできるだけ多くの種類の細菌に効果がある抗生物質を開発しようとしているのです。
そして、その抗生物質が特定の細菌に対してどれほどの濃度で効果を示すかを調べることで、その特定の細菌に対する抗生物質の評価ができる訳です。
要するに、細菌の増殖を抑えるのに必要な抗生物質の濃度が薄ければ薄いほど効果があると言えるのです。
最小発育阻止濃度(MIC)を調べるためには、細菌を培養するための培地に段階希釈した抗生物質を混ぜ込み、その上で細菌を培養するのです。
増殖が抑制されれば、培地上に細菌のコロニーが形成されませんから比較的簡単に判定ができます。